上海ダイヤモンドリーグに行ってきました
今度こそ出るぞ!9秒台
今シーズンに入ってから、レースを走るたびにメディアを騒がせている、リオ五輪リレー銀メダルメンバー、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀の3選手。
世間の注目はもちろん、誰が、いつ10秒の壁を破るのか。
2017年の今シーズンが始まって以来、各選手10秒0台のタイムを次々と出していますが、風などの条件が悪かったりで、なかなか9秒台に届きません。
しかし、今年が9秒台への突入に歴史上もっとも時が熟していると見るのは、間違いではないでしょう。
タレントも出揃い、みな充実した冬季練習を積み、身体も作られました。昨年8月のリオ五輪の銀メダルから続く世間の注目も、十分すぎるほどに加熱しています。
さて、5月13日のダイヤモンドリーグ第2戦上海大会には、日本からケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀、サニブラウン・アブドゥル・ハキームの3選手が参戦する上に、ほかの参加選手のベストタイムが全員9秒台ということで、
「今度こそ出るんじゃないか」
と、非常に注目を集めました。
当日の男子100mのスタートリストです(直前に出場選手の変更があり、自己ベスト10秒台のローソン選手が入っています)
www.diamondleague-shanghai.com
「ちょうどオリンピックや世界陸上の準決勝のレベル。ここでしっかり勝たないと、本番でも決勝に進めない」
レース前にケンブリッジ飛鳥選手が話しています。
・・・本当に今度こそ出るんじゃないか
ダイヤモンドリーグ初観戦!
以前、
「海外旅行のついでに陸上の大会を見にいくのも一興なのでは」
などと無責任に書き散らしました。
現在、ぼくは偶然にも中国にいるもので、上海で行われる今回のこのチャンス、絶対に逃してはいけない!と、初めてのダイヤモンドリーグ観戦に行ってきました。
実際に観戦してみて、いろいろと思うところがあったので、少し記事にさせていただきます。
5月13日上海到着、おっちゃんから観戦チケットを買う
そもそもダイヤモンドリーグ、年間12戦のうち、8戦がヨーロッパで行われ、残りはオレゴン、モロッコ、ドーハと、日本人にとって非常に行きづらい。
上海大会が日本から一番距離が近い大会なのですが、不覚にも、中国にいながら中国でダイヤモンドリーグが開催されると気がついたのは試合の前々日のことでした。
それに加えて中国は広いので、自分のいるところから上海まで行くのは少し面倒臭い。一番安い普通列車に座って20時間ちょっとかかります。
正直、行こうかどうかかなり迷ったのですが、前述したダイヤモンドリーグという世界レベルの大会の稀少さと、今回出場する選手の顔ぶれを見て(世界記録保持者や五輪メダリストが何人もいる)、上海行きの汽車の切符を購入しました。
当日午前中に会場の上海体育場に到着しました。ネット上のチケットはすでに売り切れていたので、会場の周辺をウロウロしているダフ屋のおっさんからチケットを買いました。
チケットは50元〜680元(およそ800円〜11000円くらい)
ぼくは380元のチケットをおっちゃんから300元で買いました。
あとで気がつくのですが、失敗しました。
もっと安く観戦できる
1、ぼくが会場に着いたのが午前中(開場は18時)だったため、ダフ屋のおっちゃんがほとんどいなかった。
そのときぼくにチケットを売ったおっちゃんは、一番安いのはこれしかない、もうほとんど売り切れなんだ、と言った上に、本当にほかにチケットを売る人がいなかったので、ぼくは焦って300元で買ってしまいました。
しかし夕方、開場直前になってからまた上海体育場へ行ってみると、無数のおっちゃんたちが片手にチケットをごっそり握ってあちらこちらでお客さんに声をかけていました。
ああ、やられたな。
と気がつきました。
聞いて回ってみると、50元のも70元のも普通に売っていました。
2、あまり席が関係なかった。
それでも開き直って、380元のいい席を買ったんだから近い距離で、じっくり観戦してやろう、と思うことにしました。
しかし、実際に競技が始まって見てみると、観戦席の入り口で柵に腕をついて立ったまま観戦している人が少なくありません。
ぼくもあちこちの入り口に移動して、好きな場所から立って観戦してみました。
はじめのうちは、その場所の担当の係員によっては自分の席につけと追っ払われることもあったのですが、そのうち係員もいちいち客のチケットを見なくなりました。
競技の後半は、みんなあっちこっちに移動して、好きな席に座って観戦するようになりました。
思っていたよりも自由度が高かったです。係員もしっかり競技に見入っていました。
これだったらもっと安いチケットを買って、競技に応じて移動して見ればよかった・・・。
実際の競技などについての記事は、後日すぐにアップします。